人と社会のあいだに、余白を。
相談支援専門員がシステムを作った理由。
相談支援の仕事は、人の暮らしや希望に向き合う仕事です。
けれど実際の現場では、予定、期限、記録、計画書、連絡調整など、多くの事務作業も同時に抱えています。
一つひとつは必要な仕事でも、情報が別々の場所に散らばると、同じ内容を何度も確認したり、書き直したりする場面が増えていきます。
「相談支援の仕事そのものを、もっと自然につなげられないか。」
書類や期限に追われて業務が分断されるのではなく、一度整理した情報が次の支援へ自然につながっていくこと。
それが、YOHAKUTOを開発する起点になりました。
YOHAKU + TO
このシステムに「YOHAKUTO(ヨハクト)」と名付けたのは、大切にしたい考え方のすべてがこの言葉にあるからです。
予定と予定の間。
情報と情報の間。
人と制度の間。
すべてを隙間なく埋めるのではなく、人が考えたり、選んだり、その人らしくいられる余白を意味します。
人と社会。
利用者と支援者。
現場と制度。
情報と次の仕事。
それらを自然につなぐ「と」を意味します。
新しい機能をやみくもに足すという意味ではありません。
人と社会、人と人、情報と次の仕事をつなぎ、新たな余白を生み出すきっかけの象徴です。
ロゴ・シンボルに込めた意味
YOHAKUTOのシンボルマークは、ただの図形ではありません。
相談支援という仕事の本質と、このシステムが目指す姿勢を形にしています。
入っていける余白
情報と仕事をつなぎ、余白を生む
枠を壊すことが目的ではありません。
人を枠に無理に合わせるのでもありません。
その人のまま、社会や制度とつながれる余白をつくる。
これが、YOHAKUTOのシンボルに込めた意味です。
YOHAKUTOが大切にしている3つのこと
YOHAKUTOが設計で大切にしているのは、技術そのものではなく、相談支援の実務です。
新しい技術を使うこと自体を目的にはしていません。予定や期限が分かること、必要な記録へすぐたどり着けること、一度入力した情報が次の仕事につながること。相談支援の日々の実務で、本当に役立つことを優先して設計しています。
AI機能は、計画書のたたき台作成などを補助するための任意機能です。使わなくても基本的な業務機能は利用できます。利用者の思いや生活を理解し、最終的に判断するのは相談支援専門員。その前提を変えない設計にしています。
業務システムに慣れている人だけでなく、パソコン操作に不安がある人でも、できるだけ迷わず使えることを大切にしています。画面の情報量、文字の大きさ、ボタンの位置なども、実際の業務で使いながら見直しています。
支援する人にも、余白を。
主役は、利用者です。
YOHAKUTOは、支援者の判断や対話を置き換えるためのものではありません。
予定や期限、記録、書類作成に使う時間を少しでも整理できれば、その分だけ利用者と話す時間や、考える時間を残すことができます。
支援する人が落ち着いて向き合える余白があってこそ、良い支援につながると考えています。
YOHAKUTOは、完成して終わるシステムではありません。
私自身も現場で使いながら、使いにくいところや制度変更に気づいたときは見直していきます。
現場と一緒に、少しずつ育てていけるシステムでありたいと考えています。